父の遺言

私の両親は健在ですが、父は早くから私たち家族に向けて遺言状を作成していました。
我が家はそれほど多くの資産を有しているわけではありませんが、父は「万が一のことがあった時、自体が複雑化しないように、遺言状は金庫にしまってあるからね」といつも言っています。
最初それを聞いた時、なんだかさみしい思いもしましたが、残された家族に対する父の愛情の表れなのだなあと今は思っています。
というのは、親族の中の一人が、それなりの財産があって、書面での意思も残さずに亡くなったので、その後その相続財産をめぐってかなりの泥沼化したドラマが繰り広げられた過去がありました。
それを私たち家族はみんな知っているので、父も早くから自分の意思を紙に残したのでしょう。
お金で人間は変わるというのを間近で見たので、父の思いも今は理解できます。
そんなわけで、実家の金庫には父の遺言状が静かに眠っています。
子供たちのために、両親が残してくれている最大の愛だと思っています。

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