相続税について

相続税は、すべての人にかかる税金ではありません。むしろ、課税されない人の方が多いのです。現在、相続税が課税されるのは、全体の4%程度と言われています。約96%の人にはかからないのです。これは、相続税の基礎控除が大きいためです。具体的には、5,000万円プラス法定相続人の数×1,000万円が控除されます。法定相続人が3人いる場合、課税遺産額が8,000万円までであれば、非課税となるということになります。

では、課税遺産の額の計算をどのようにするかですが、以下のとおりになります。
まずは、遺産の総額から、相続人がうけとった一定額の保険金などの非課税財産を差し引きます。また、葬式費用や未払いの税金その他未払い金、借金などを差し引きます。そして、相続前3年以内に被相続人からの贈与があれば、これは遺産に加算します。ここから上記の基礎控除を差し引いた金額が、課税遺産額ということになります。

また、相続財産の評価は原則として時価によりますが、遺産の中に土地や建物がある場合には、土地や建物については、路線価や固定資産評価額を基準とすることになります。土地は路線価(路線価のない土地については倍率方式で算出)、建物は固定資産評価額が基準となります。また、被相続人が事業の用や住居に使っていた土地のうち、200㎡までの部分については、課税価格の軽減があります。これを、小規模宅地の特例といいます。

そして、実際の相続税の税額を算出するためは、さらに、以下のような計算を行います。
まずは、上記課税遺産額に、法定相続分をかけて算出された取得金額に対して、下記の速算表の税率と控除額を適用し、いったん相続税の総額を算出します。

取得金額 税率 控除額
1000万円以下 10%
3000万円以下 15% 50万円
5000万円以下 20% 200万円
1億円以下 30% 700万円
3億円以下 40% 1700万円
3億円超 50% 4700万円

このようにしていったん相続人ごとに算出された相続税の額を合算し、相続税総額を算出します。 そして、この金額に対して、実際に相続した正味の遺産の額の割合で按分します。 そして、配偶者控除や未成年者控除等、税額控除を行い、各相続人の相続税の額が算出されます。

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